レーサーの条件

まず、人としてダメなことですね。

これが最重要です。

まともな人は、上に行けません。

勝たなくても、上に行けなくても、楽しいのがいいや、

と言う人はレーサーではありません。

ふざけているわけでも、バカにしているわけでもないですよ。

もう、どうやっても、人としてダメなこと。

そして、そのダメさ加減に、突き抜けた華があること、

これです。

すべてのことが、その華ゆえに、

ゆるされるどころか、まるごと愛される。

そう、神に愛された異端者である必要があります。

ちゃんとした世界に生きていける人は、

ちゃんとした世界で生きなさい。

「なによりも負けるのが、絶対的に許せない！」

これですね。

こう言う人は、妥協を知りません。

マトモな生活は無理です。

いろんな映像が観られますが、せっかくですのでマン島ネタ。

これご覧ください。わたしの言ってることがわかります。

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そうなると、その人の魅力はどうあれ、

周囲は大変なわけです。

そこで思い悩む人は、レーサーなんかになってはいけません。

こういうのは、芸能界でも、アスリートでも、

ミュージシャンでも、芸術家でも同じです。

各フィールドで、

「勝つこと」

以外、考えられない人の行く場所なのです。

個人的なお付き合いで、レーサーで世界レベルまで行った人が数人います。

みなさん、とにかく面白い人達ですよ。

陽気さと、スケベさが、半端ない。

世界まで行くと、もう、みんな頭おかしい人だらけです。

深刻な顔して考え込んでいたケニーロバーツも。

圧倒的な速さだったフレディー・スペンサーも。

ヴァレンティーノ・ロッシだって、マルケスだって。

みーんな、落ち着きのない変な人たちなんです！

まともな人は一人もいない。

いいですか、ここ前提です。

勝ち方は、それぞれ好みがあるかもしれませんね。

映画の「ラッシュ」なんか、好対照です。

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ビジネスとして勝ちに行ったニキ・ラウダ。

とにかく生命削るの上等ジェームス・ハント。

しかし、そこには、勝利以外の選択肢はないのです。

チームのために、とか。

我慢のレースだ、とか。

かけひきだ、とか。

甘いですね。

あいつら、そんなこと考えてるわけないんです。

それでも勝つんです。

勝たなきゃ、ただのクズですからね。

いいんです、それで。

彼らのあの魅力は、

その野生の獣のような美しさにあるのですから。

ベンチャーなんて甘いですよ。

いざとなれば、会社を潰せばいいだけですからね。

レーサーは、そうはいきません。

なにしろ、負けることに耐えられないのですからね。

わたし、ミスターカワサキ、清原明彦さん とお友達！

世界に出たレーサーの一人ですから、

もう、当然、本当に愛すべきクズ！ですよ！

さあ、清原さんに、いろいろ教えていただきましょう！

近日公開！

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