CHUFF!! チャフで行こうよ。

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マン島への道 ドバイ編 その3

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いいですか、みなさん。

 

こういうのは、大河を超えて、抒情詩というジャンルかもしれません。

日本で言うと、平家物語みたいな。

お酒でも飲みながら、琵琶や三味線の音ともに、

ながながと聞くような、風情のあるやり方です。

 

今日はどのあたりでしょうねえ。

インドの上あたりじゃないでしょうか。

 

空中吟遊詩人、われらが焚き火の男!

われらがヒーロー、はりきってどうぞ!

 

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そして上空の初夜

 

 

 

エコノミークラスの席、寝るにはやはり狭い。

この感じ、前にもどこかで味わったような・・。

思い出した。

 

深夜の高速バスである。

 

以前、東京へ行く際に一度だけ利用したことがある。

座席の狭さと他の客のいびきで一睡もできなかった記憶が生々しく残っている。

 

一応、座席はリクライニングさせてはいるものの首が落ち着かない。

それともう一つ。

 

寒いのだ。

 

用意されてあった毛布を掛けてはいるのだが、

足元がずいぶんと冷える。。。。

 

あとで教えてもらったのだが

このジャンボ機が飛んでいるのは高度15000mの上空。

B29が飛んでたらしい高さの、1.5倍!

 

もう、宇宙じゃねえか!

 

外気の温度は氷点下10度、20度といった世界。

もちろん、空調により気温は保たれているのだが、

 

足元だけは妙に冷える。

けっして、年のせいではないはずだ!

足の下に、マイナス20度の空気の塊だもんなあ。。。

 

うつらうつらしたものの、熟睡には程遠い。

機内アナウンスでふと我に返った。

どうやら朝飯の時間のようだ。

腕時計に目をやると午前6時。

 

つまりドバイ到着まであと2時間とちょっと。

 

 

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朝食をとりコーヒーをもらって一息つくと、

少し頭がスッキリしてきた。

 

ドバイまであとわずか。

快適とは言えなかったが、新しい「実体験と」がオレの中で満ちている。

 

つまり、感動が満ちているのだ!

もしかすると時差ボケすら、

体感した時には感動するかもしれない。。

 

まったく初体験というものは

 

バラシイ!!

 

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何と申しましょうか、もう、沢木耕太郎が小さく見えますね。

深夜特急」なんて、若者の勢いだけの話ですよ。こうなっては。

 

旅というのは、移動ではありません。

旅をする人が、その旅をどこまで新鮮なものとして吸収できるかです。

 

ドバイ、砂漠の上に立つ陽炎のような街。

 

いいですねえ。カネのうなる街を、焚き火の男はどう感じるのでしょう。

 

ところで、朝食のときは、

「コーヒーください」って英語で言えたんでしょうか。。。

 

気になります。

 

                   (つづく)

 

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深夜特急(1?6) 合本版

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