マン島への道 ドバイ編 その2
まあ、長い道のりですが、
焚き火の男も、適応してきたようですね。
今回、英会話に挑戦!です。
お相手は、エキゾチックな中東美人。
いやあ、一気にハードモードですね。
では、どこぞの国の上を飛んでいる、エミレーツ航空機内でのお話をご堪能下さい。
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さてこれからドバイまで10時間か。
する事がない。
飛行中の機内というものは実に静かである。
これも驚きである。
さて、どうしようか。
ひとまず映画でも見るかと、
目の前のモニターをいじくりまわしていた時、
機内食の配給が始まった。
この時間からのフライトで、いまさら晩飯が出るとは思っていなかった。
搭乗前に成田空港内にある吉野家で牛丼を食べていたので、
さほど腹は減っていない。
しかし、人生初の機内食である。食べぬわけにはいくまい。
いかにも中東と言った感じのコスチュームの、
ものすごい美人さんCAさんがオレに問いかける。
「MEAT or FISH?」
キタ!!!!これだ!!!!!
ふふふ、そんなこともあろうかと、オレは準備していたのだ。
少し考えるようなふりをしたあと、渾身の一言を放った。
「I would like MEAT. 」
するとCAさんは少し困った顔をして、
あれこれとオレに語りかける。
おかしい。完全に準備してきたのに、
全くわからん!
オレの耳がオカシイのか。
これが気圧の問題ってやつか。。
それでも最初のソーリーという言葉でだいたいの察しはついた。
肉、ねぇんだな。
じゃ、訊くなよ!
しかしこんな事で不機嫌になるようなオレではない。
にっこり笑って
「OK!」と。
なんてエレガントなんだ、オレ。
人生初の中東美人との会話が、こんなにスムーズなんて。
もしかしたら、オレは元々英語とか話すほうが似合ってんじゃないだろうか!
結果、オレの人生初の機内食は選択の余地なく、魚料理に決定した。
で、
この洗練された会話の結果の魚料理は
実にウマイ!!
ドリンクにビールをもらい、映画を見ながら機内食を食べた。
この時点でオレは不思議なくらいくつろいでいた。
英会話も問題ないみたいだし!
さぁ寝るとしよう。目が覚める頃にはドバイについている。
今宵、生まれて初めて、空の上で一夜を明かすのだ。
その事実はなんだかオレを、とても不思議な気持ちにさせた。
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いいですか、みなさん。
思い込むってのは、案外大事なことなんですよ。
英会話も、も、問題ないじゃないですか、か!
ここ、ミスタイプじゃないですよ。
ね、ぜんぜん問題なくやれてるじゃないですか、彼も!
少しだけ、重箱の隅をつついておくとですね、
「I would like MEAT」は、間違いではないのですが、ちょっとだけ修正しときましょう。
正式には
I would like to have the meat one ! です。
もしくは、すごく簡単に
Meat , please!
この場合、エミレーツ航空の飛行機ですから、
宗教上の質問をされた可能性があります。
「ソーリー」の続きは、「チキンしかありませんが」とか「ビーフは大丈夫ですか?」
とかですね。
この場合の「ソーリー」は、
「ごめんなさい」じゃなくて「失礼なことおききしますが」
の可能性があります。
まあ、いずれにしても、結果オーライ!
どんどん、マジで旅って感じになってきましたね!
でも機内食は「配給」とは言わない気がするの。。
(つづく)
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