CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

今日は、地震とか関係ないかもしれないけど

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なんとなく思い出したんだよね。

 

あの日からしばらくは、関西にいる僕も、てんやわんやの日々だった。

当然、現地の人たちはとんでもないことになっていたはずだ。

 

 

被災地とはいっても、少し離れた場所に友人一家が住んでいた。

ひどく被害を受けた土地ではなかった。

 

しばらくたって、そのの友人に連絡した。
直後は電話どころじゃないだろう、と遠慮していたんだ。

電話に出た彼は

「暗い話題ばかりらしいので、バカ話ができる電話は嬉しいよ」

と言ってくれた。


彼らはクリスチャンなので、

「こういう時って、祈るもんじゃないの?」と言ったら、

「そりゃあ無力よ、それは。祈ってるヒマないんだよね」

と笑っていた。

少しだけ話しをして、電話を切る時、

彼は「おやすみなさい」と言った。

時計をみたらまだ6時半だった。

 

彼らはもう眠るのだ。

明日も日の出とともに、多くのことをこなすのだ。

電気も何もなければ、春の6時半は眠る時間なのだ。

ボクは「ああ、おやすみ」と言った。

その後、自分が震えていることに気づいた。

暗闇で夜を越す、彼と彼の家族を思った。
それが、被害の少ないと言われる地域の、その時の生活だった。


できるなら、ゆっくり眠ってくれ。

ただただ君に、おやすみなさい。

 

そう思いながら、僕は少しだけ何かに祈った。

なにに祈ったのかは分からない。

ただ祈った。

 

梅雨なのに、晴れて乾いた空気の中で、

なぜだかわからないけれど、思い出したことでした。