私、さまざまな事情で、いくつかの国に住んだ事があります。
住んだというか、暮らしたというか。
日本でも、比較的外国人との付き合いもあったので、面白い話をときどき聞きます。
そんなお話を、ダラダラと、グダグダとお話しします。
その初めては、イタリアです。
みなさん、「ひまわり」という映画をご存知ですか?
日本では、「イタリア映画の傑作」「最高の反戦映画」「こころに響く人間ドラマ」とか、もう絶賛の定番映画です。
もうね、淀川長治さんが解説したときなんて、観る前から涙です。
もちろん観終わっても涙です。
また、音楽がいいですね。ヘンリー・マンシーニの奏でる悲しい旋律。
実はこのサントラ、筋肉少女帯の大槻ケンヂさんの、生涯ベスト愛聴盤です。
私はDVDも、CDも持ってます。
たまたま、日本に住むイタリア人と知り合いになりました。
彼の名はマルコ。イタリアには100万人くらいはいる名前です。
「いやあ、ひまわりのソフィア・ローレンは素晴らしかった!」と言ったわけです。
そうすると彼は、こいつもか?的な顔をするわけです。
そこで不思議に思ったので訊いてみました。
「マルコ、もしかして君は観てないの?」
「ソフィア・ローレンはもちろん素晴らしい。マッチェロ・マストロヤンニも当然素晴らしい。だが、あの映画だけは駄目だ!」と力強く言い切ったのです。
「なにが、そんなに駄目なんだ?」と私は再度問いました。
「あれは、嘘にも程がある!」
と答えるではありませんか。
「でも、映画だからじゃないの?イタリア人もそこは理解してるだろ?」
「絶対的な事実は、イタリア人だって、さすがに嘘はつかないよ」
「それはなんだ?」
「ソフィア・ローレンのような女は、待ってるはずはないんだ!イタリヤ人なら、誰でもそう思ってる!」
「待ってるかもしれないじゃないか?」
「君は、イタリアの男をなめてるな。ソフィア・ローレンがいくら待ちたくても待たせてはくれない。次々と男がアタックして、待っていられるわけがないんだ。だって、そばに男がいないソフィアを、そのままにしておくわけがないだろ!あの手この手で口説くから、待つなんて、絶対無理!」
と言ったのです。
あっ、まあ、そりゃそうですね。
未亡人になったソフィア・ローレンのような女性を、じっと待たせてはくれないのは、まあ、そうかもしれませんね。
いや、そうだな、
無理だな。
あーーー、確かに、
ゼッタイ無理!
私の中で、数人のイタリア人男性の顔が浮かびましたが、
全員口説きに全力になる気がします。
マルコは続いて、イタリア人の男性の、女性に対する情熱を語り始めました。
(つづく)
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