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焚き火の男 その3

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この「焚き火の男」の彼ね、ニッチな界隈ではちょっとした有名人なんですよ。

テントで一泊する事を「一張り」と数えることも、彼が教えてくれました。

数えきれないほどのテント泊をしてきた彼は、焚き火の達人でもあります。

なにせ、最大で一年間で百張りほどしてたというのですから。。

 

それって、ただのホームレスじゃないのか?と疑問を持ちませんか?

 

いえ、好きでやってただけなんですって。

そろそろマン島から帰る飛行機の中じゃないかと思うんですが。

旅人ってのは、こういう人を言うんでしょうねえ。

 

その彼の焚き火の中でも、印象深かった一夜のお話。その続きです。

 

 

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夜が更けるとともに、山は冷気で包まれた。

オレは暖をとるために薪を足し、炎を大きくした。

不思議な事が起こったのは、その時だ。

彼は普段、本気なのか冗談なのか、つかみどころのない口調でしか話さない。

内容はたいてい辛口だ。

その彼が今まで見せた事のないような表情でオレに語り掛けてくる。

彼は、女の子を口説くときには、きっとそうする優しい表情になっていた。

その口元から話されたのは、愛の告白にも似たような甘ったるく、くすぐったくなる内容を含んでいた。

オレ自身もいつもなら「酔ってんのか?」と悪態をつきながら返しただろう。

ところが、その時に限ってそれができなかった。

そればかりか、自分自身も今までに吐いた事のないようなセリフが、頭の中に浮かんできた。

オレは少し動揺した。

それを彼に悟られないよう、ほんの少し視線を下の方へ外した。

視線の先では、焚火の炎が揺らいでいた。

 

                        (つづく)

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なんでしょう、この感じ。

でも、焚き火の炎を見ながら、ついいつもとは違う空気になる事ありますよね。

小さな告白のような。

 

さあ、男二人の夜は、更に深けてゆくのです。

 

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